読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

試される大地から

furaiboが送る技術ブログ。プログラミングのTipsなど書いていきます。

ユニケージ開発について、「ユニケージ原論」を読んでみた


最近、ユニケージ開発手法なるものがあることを知りました。この手法について気になったので、「ユニケージ原論」という本も買って読んでみました(税抜きで4000円と高かったですが・・・)


ユニケージ原論

ユニケージ原論



(※当ブログでは必要に応じてAmazonへの商品リンクを貼っていますが、一切アフィリエイトは設定しておりません)



USP研究所が提唱している開発手法なのですが、この手法が良品計画成城石井東急ハンズといった企業で導入され、システムの内製化に成功したそうです。


詳細な導入事例は以下になります。


USP研究所: 導入事例




この手法では、すべてUnix/Linuxの既存コマンドと、一部独自実装のコマンドを組み合わせて、bashなどのシェルスクリプトを組むことにより、速く安くシステムを作ることができるのだそうです。



驚くべきことに、リレーショナル・データベース(RDB)は使わないとのことです。生じたデータはUnix/Linuxファイルシステム内にテキストファイルとして保持し、必要に応じてテキストファイル内の生データを加工することによってレポート・帳票などをつくりだすのだそうです。



シェルスクリプトであれば、比較的難易度も低く習得がしやすいため、プログラミング経験の比較的少ないユーザ企業側のシステム部の人員であっても内製化しやすく、現実に則したシステムをつくりやすいだけでなく、コードの行数も非常に少なくて済むのだそうです。



ユニケージ開発に関する他の利点としては、

  • シェルスクリプト自体が詳細設計として使える。設計ドキュメントを作らないので早い
  • 実装が容易なので、プロトタイプがつくりやすく、動く形にしやすい
  • コード行数が少ないので、内部実装を理解しやすい、それに伴って機能追加も容易
  • 少ない人員・予算で速くシステムを作り上げることができる

といったことがあるようです。



シェルスクリプトだけだと、パフォーマンスに不安を抱くと思うのですが、シェルスクリプト自体はOSが本来持っているマルチコア最適化の恩恵を受けやすく、オーバヘッドが少ないとのことです。コンピュータのリソースを浪費するミドルウェアも介在させないため、むしろ既存のシステムよりも高速に動作するのだそうです。



自分自身、日本のSIerにおける開発体制には常日頃から疑問を抱いていたので、こんな手法もあるのか!という点で非常によい勉強になりましたし、これからの開発にも生かせそうな手法だなと思いました。



その他にUSP研究所が出版・監修している書籍には以下のようなものがあります。


プログラミング言語AWK

プログラミング言語AWK

  • 作者: A.V.エイホ,P.J.ワインバーガー,B.W.カーニハン,足立高徳
  • 出版社/メーカー: USP研究所
  • 発売日: 2010/01/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログを見る



また、USP研究所はUSP友の会といった勉強会も主催しているようです。

USP友の会:はじめに/おしらせ



とりあえず、awk/sedをきっちりと勉強しようと思います。
それでは・・・